photoshopと写真素材を活用して冷たいものを温かく見せよう
プロが撮影した映え写真を切り取るだけなら簡単ですが、そうでない場合は少なくないです。いえ腕のいい写真撮影であるないにかかわらず、電信柱や電線を消したり、広角補正したり、紙・Web共に広告なら修正は結構あります。
一例として、銭湯のチラシに使うのにどう見たって冷たいプールしか見えない写真を銭湯らしくする加工を最近させていただいたので、似たようなプールの写真を拝借してその過程を記しておきます。
プールですがこんな色のお風呂もありますね?
銭湯は、特に室内で明るい蛍光灯の場合が多く、一見富士山のタイル絵でもない限り、湯気が見えないと冷たく見えることがあります。冬の露店風呂だと湯気が立ち上り撮影段階で問題ないのですが。まずそんなプールを風呂加工するには簡単に明度上げたときの白飛びが使えます。でもPhotoshopでもっと”らしく”するには・・・
イメージ → 色調補正 → 色相 彩度 で調整していきます。
水が緑っぽくなると少し温度が上がったように見えます。明度上げて色相と彩度をマイナスに。バックの色も変わってしまいますが、バックの色をそのままにしたい場合はプールだけを選択します。なんとなくほんわかしてきてませんか。
次に入浴する人を配する準備です。Photoshop最新は2021から簡単に背景削除できる機能が付いていますけれど水の部分も残して切り取ります。水の影は端をぼかします。元写真が暗い場合は明度上げます。
そして白い湯気の素材pngファイルを用意しておきます。
女性を配置してその上に湯気素材を配置し、小さくした湯気を左右に配置します。出来上がり。
なんとなく温泉ジャグジーっぽくなってませんか。岩場がないのでプール感ありますが、ちらし、Webバナーならここに文字やお風呂系イラストなどを組み合わせば、思わず入りに行きたい!と思わせる絵づらになります。少なくとも冷水には見えません。この加工は鍋物料理でも同じですね。
解像度があまり要求されないWebバナーならこんな感じです。Spaぽいイメージ。